この記事は、LINE公式アカウントの友だちに一斉にメッセージを送信する「メッセージ配信機能」についての解説記事です。特に、メッセージの「配信内容」について詳細に解説しています。
「メッセージ配信機能」では、用途に応じてさまざまな形式でメッセージを配信することが可能です。また、1回の吹き出しで3個までメッセージを配信することもでき、非常に自由度が高く配信が可能となっています。
ですが、「メッセージ配信」は自由度が高い分、運用目的や対象を明確にしないと、十分な効果が出ないです。運用目的を定め、それにあった配信をしていくことが必要になります。
公式LINEアカウントのメッセージ配信を行う前にすること
解決したい課題をもとに運用の目的を決める
メッセージの配信内容を設定する前に、公式LINEアカウント運用の目的を決めることが非常に重要になっています。
解決したい課題を明確にすることで、公式LINEアカウントの活用目的は定まり、非常に運用がしやすくなります。
以下から公式LINEアカウントの目標設定の仕方を例とともに解説していきます。
例1 最近客足が減ってきた・商品の購入数が低くなってきた
アカウントの運用目的として、再来店・再購入を増やすことや、新規来店・新規顧客を増加させるといった目的が設定可能です。
例2 問い合わせ対応の人員が足りていない
アカウントの運用目的として、電話ではなくLINEで対応することや、問い合わせ対応の効率化といった目的が設定可能です。
例3 セールやキャンペーン情報の拡散力が弱い
アカウントの運用目的として、反応率が高い情報を送信することや、キャンペーンを宣伝する友だちを増やすといった目的が設定可能です。
ターゲットを明確にする
公式アカウント運用の目的が定まったら、次はメッセージを受け取るユーザーが、どんな人なのかを考えることが重要です。
学生がターゲットなら、若者向けの投稿をしたり、配信時間を放課後や昼食休憩に配信するなど、ターゲットの特性や動向を把握することで、それに合わせて配信の内容を変えたり、タイミングを工夫できます。また、商品やサービスごとにターゲットを絞るなどといったことも可能となります。
このターゲットを知るために役に立つのがLIBOT管理画面です。新規友だち推移数や、追加経路、ユーザーアクションに加え、アンケートを取ることでユーザーの詳細な情報がわかります。また、公式LINEアカウントの管理画面と併用することで、属性など詳細な分析が可能となります。
公式LINEアカウントのメッセージ配信の内容の工夫
どんな情報を配信するかを決める
ユーザーは、キャンペーンや限定情報などのメリット、営業時間やデリバリーなどの店舗の詳細情報を求めて、公式LINEアカウントを友だち追加している可能性が高いです。
ですので、クーポンやキャンペーンなどのメリットを求めているユーザーが多い場合は、配信内容を「期間限定を強調したものにする」や「友だち限定などのクーポンを配信する」などの工夫が可能です。
ユーザーがなんの情報を求めて、友だち追加をしているかを推測し、それにあった配信をすることが求められます。
配信の仕方・形式を工夫する
メッセージ配信ではさまざまな形式のメッセージがあります。目的に合わせてメッセージを使い分けることで、大きな効果を得ることが可能です。以下はメッセージで使える配信形式を紹介します。
配信の形式
テキスト・絵文字
通常のチャットで使われる文字と絵文字での配信形式です。言葉で説明のに長けています。絵文字や改行を用いることで、読みやすく、ユーザーを飽きさせない工夫が可能です。
スタンプ
感情や言葉を、イラスト又はイラストとテキストで表したものです。チャット中によく用いられます。スタンプを景品として友だち追加を促しているアカウントもあります。
画像・動画・ボイスメッセージ
資格や、聴覚などの感覚に訴えることの可能なメッセージです。テキスト・絵文字よりも強いインパクトをユーザーに与えることが可能となります。
リッチメッセージ
画像とテキスト情報をまとめて配信可能なメッセージです。画像をタップすることで「設定したリンク先に遷移する」もしくは「クーポンを確認する」などのアクションが設定可能です
リッチビデオメッセージ
動画形式のメッセージです。視聴後、任意のページへユーザーを遷移させることが可能です。
カードタイプメッセージ
複数の情報をカード形式にまとめたメッセージです。多くの情報を整理して配信することが可能です。
クーポン
LINE公式アカウントで設定することが可能なクーポンです。クーポンを配信することで来店や商品の購入を促すことが可能となります。
目的用途に合わせて、メッセージの形式を工夫していくことが大切になります。