【来店率6倍】 絞り込み配信で差をつける!LINE公式アカウント活用法

LINE公式アカウントでは、一斉配信以外にも、特定の相手にメッセージを送れる、絞り込み配信と言う機能があるのをご存じでしょうか。

ユーザーを属性やニーズに合わせてグループに分け、メッセージを送ることが可能です。


本記事では絞り込み配信について詳しく解説していきます。興味のある方はぜひ参考にしてください。

目次

絞り込み配信とは?

絞り込み配信とは、アカウントの友だちの中から特定のグループを作り、ターゲットを絞り込んで配信できる機能です。

たとえば…

  • 20代女性に「美肌メニュー」
  • 40代男性に「薄毛対策」
  • リピーターには「来店お礼と次回予約」

この機能を活用することで既存顧客の「反応率アップ・ブロック防止・売上改善・運用効率向上」が見込めます。また以下で紹介する手法を用いることで、既存顧客への最適化された配信だけでなく、潜在顧客の育成から顕在化にまで活用できます。

ただし絞り込み配信の利用には、ターゲットリーチが50人以上である必要があります。
ですので、友だちの数が50人を下回るアカウントでは、利用が難しくなりますので、注意が必要です。

絞り込み配信を利用するメリット

絞り込み配信を利用するメリットは次の通りです。

絞り込み配信のメリット

  • メッセージ数の節約になる
  • 一斉配信よりも開封率・反応率が格段に上がる
  • 顧客にとって必要な情報だけ届くので、ブロック率が下がる
  • 「自分向けに作られたメッセージ」という感覚が生まれ、信頼関係を築きやすい

メッセージ数の大幅削減

ターゲットを絞ることで送るメッセージを最適化することができることは大きな利点ですが、それ以外にもメッセージ数の節約といったメリットがあるので解説して行きます。

LINEでのプランに応じて配信できるメッセージ数は決まっています。フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの何れにも条件が設定されてることから、メッセージ数の無駄遣いは禁物です。配信するメッセージのターゲットを絞り込むことで、消費する通数を削減できることは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

回転率・来店率の大幅上昇

絞り込み配信と通常配信でどれくらい差があるかは以下のようになります。

配信内容通常配信セグメント配信
配信人数5,000人1,000人(絞った)
開封率10%(500人)40%(400人)
クリック率3%(150人)15%(150人)
来店 or 購入人数10人12人

→ 結果として配信数を減らしたのに、反応率・来店率ともに6倍以上の差がつきます!!

「自分に関係ある内容しか、人は見ません」

これからは、必要な人に、必要な情報を、ちょうどいいタイミングで届けていきましょう。

LINE公式アカウントでできる2種類の絞り込み方法

属性(フィルター)での絞り込み

LINE公式アカウントには「友だち期間」「性別」「年齢」「OS」「地域」の5つ属性が用意されています。

この属性データは、LINEによってユーザーに自動的に付与された情報で、公式アカウントの利用状況から推計された情報を用いています。

これらの属性は組み合わせて絞り込むことが可能で、
例えば「20代の東北に住む男性」「友達の期間が6日以内の女性」といったセグメントを作成可能です。

この絞り込み配信には、ターゲットリーチが100人以上である必要があるため注意が必要です。

オーディエンスでの絞り込み

LINE公式アカウントには「オーディエンス」というユーザーの行動に基づいた絞り込み方法も用意されています。
この絞り込み配信には、ターゲットリーチが50人以上である必要があるため注意が必要です。

作成できるオーディエンスタイプは以下の9通りです。

メッセージクリック

配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス

メッセージインプレッション

配信したメッセージを開封したユーザーを対象にしたオーディエンス

リッチメニュークリック

リッチメニューをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス

※リッチメニューを編集すると、リッチメニューに関連する分析およびオーディエンスの集計対象が変更される場合があります。

リッチメニューインプレッション

リッチメニューを表示したユーザーを対象としたオーディエンス

※リッチメニューを編集すると、リッチメニューに関連する分析およびオーディエンスの集計対象が変更される場合があります。

友達追加経路

特定の経路で友だち追加したユーザーを対象にしたオーディエンス

※経路のデータは[分析]>[友だち]>[追加経路]から確認できます。
※「その他」の経路は対象外です。
※90日以内の選択が可能で。

チャットタグ

チャットに付けたタグを対象にしたオーディエンス

予約

LINEで予約経由で予約したユーザーを対象としたオーディエンス

※配信に利用するには、連携済の予約データが必要です。
※性別、年代などと掛け合わせる絞り込み配信には、選択後の推計対象ユーザーが50人以上必要です。

ユーザーIDアップロード

TXT、CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードして作成するオーディエンス

ウェブトラフィック

LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンス

※LINE tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能になります。

オーディエンスの作成方法

オーディエンスの作成はLINE official account manager 上で[データ管理]>[オーディエンス]から作成が可能になっています。

「作成」をクリックし、オーディエンスの作成画面に遷移してオーディエンスタイプを選択します。

絞り込み配信の利用例

アパレルを経営しているが、メンズの服で新シリーズが出たので男性に向けた配信を行いたい

美容院を経営しているが、女性向けのヘアケアに関するクーポンを配信したい

学割を充実させたので、10代に向けて配信を行いたい

絞り込み配信では、性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などで、ターゲットを分類してメッセージ配信を行うことが可能です。

上記のように、男性に向けて、10代に向けて、特定の層に配信するためのメッセージを、違う性別、違う年代に配信した場合、友だちが興味のないメッセージを受け取る結果に繋がります。

友だちに送るメッセージを最適化できていない場合、ブロック率が上がる傾向にありますが、絞り込み配信を利用することでそのリスクを下げることが可能です。

絞り込み配信の設定方法

ここから、絞り込み配信の設定方法について解説して行きます。

管理アプリでの設定手順

1)[ホーム][メッセージ配信]をタップ


2)[作成]をタップし、[追加]から配信したいメッセージの種類を選択



3)メッセージを登録したら[次へ]をタップ


4)[配信先][属性で絞り込み]を選択


5)絞り込みたいターゲットの属性を選択

これで設定は完了となります。LINE official account manager での設定方法もアプリ上での設定方法とほぼ変わりません。

1)[ホーム]> [メッセージ配信]> [作成]をクリック。
2)[配信先][属性で絞り込み]に選択
3)絞り込みたいターゲットの属性を選択

以上がLINE official manager上でのメッセージ配信手順となります。

よりよいサイクルを作り出す絞り込み配信は無料機能だけでは弱い

公式アカウントでの情報配信は、ブロック率との戦いです。折角友だちを増やしたとしても、早々にブロックされてしまっては、友だちに必要なメッセージを届けることができず、思ったような効果が発揮できません。

ブロック率を削減するためには、配信するメッセージを最適化することが重要です。

一つ一つのメッセージ配信を丁寧に行い、顧客が必要としている=友だちが興味を示す内容を吟味することで、ブロック率を下げるだけではなく、友だちがLINE公式アカウントによって配信される情報を注意して確認するようになります。

その為に絞り込み配信が有用なのは先述の通りですが、LINE公式アカウントでターゲット分類できるのは、性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などに留まります。

より詳細なターゲティングを行うためには有料ツールの検討も

レストランを経営しているが、今日は雨の日で客足が悪く、予約の入りも芳しくない為、ランチ帯の時間帯を狙って店の徒歩圏内に住んでいる人にかぎって当日限定クーポンを配信し、売り上げを上げよう

美容院を経営しているが、普段の単価が高いお客様に限って、新メニューの髪質改善に関する情報配信を行おう

カフェを経営しているが、お子様ランチを充実させたので、小学生以下のお子様がいる友だちに割引券を配信しよう

「徒歩圏内に住んでいる」「普段の単価が高い」「小学生以下のお子様がいる」等、細かいターゲット分類はLINE公式アカウントのみで行うのは困難です。しかし、顧客情報に基づいた配信を心がけることで、配信のクオリティは飛躍的に上がります。

LIBOTでは、普段の顧客情報に基づいてLINE公式アカウントの友だちを自由にかつ細かく分類し、最大限友だちに最適化されたメッセージを配信することが可能です。

絞り込み配信機能をもう一段階アップグレードさせ、さらに効果的なLINE公式アカウント運用を行いたい方は外部サービスの利用もご検討ください。

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まとめ

絞り込み配信機能では、
属性で絞り込む場合は友だち数が100人以上いるアカウントのみで
オーディエンスで絞り込む場合は友だち数が50人以上いるアカウントのみで利用できる機能です。

性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などで、ターゲットを分類してメッセージ配信を行うことができます。ターゲットを絞ることで、メッセージ数の節約、ブロック率の低下、潜在顧客の育成から顕在化が見込めます。

また、性別や年代のみではなく、顧客の単価、家族構成、好み、来店頻度など、細分化された情報に基づいても一段階上のセグメント配信を行いたい場合は、ぜひ外部サービスの利用もご検討ください。

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