【2025年度版】LINE公式アカウントのリッチメニューについて徹底解説

Rich menu

LINEのトーク画面下部に常時表示される『リッチメニュー』は、LINE公式アカウントを開設していればどなたでも手軽に導入できる機能です。
「必要な情報がすぐ見つかる」「世界観が伝わる」「ユーザーとの接点が増える」そんなメリットがたくさん詰まっています!
リッチメニューを上手に活用すれば、ユーザーとの接点をぐっと広げることができます。

この記事では、「うまく活用できていない」「店舗の魅力をもっと伝えて、集客につなげたい」そんな方に向けて、リッチメニューの活用・運用のコツをご紹介していきます!

目次

リッチメニューとは

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ユーザーの関心をダイレクトに捉える

企業や店舗の目的に応じて、管理画面で「メニューのデフォルト表示」を「表示する」に設定することもできるので、顧客の興味を直接引きつける効果的な機能です。
メッセージ配信に埋もれることもなく、ユーザーが迷わず求める情報へアクセスできるので、アクションへの誘導力に期待が持てるのが特長です。

また、期間指定機能(表示の自動切り替えが可能)という優秀機能があり、キャンペーンや季節イベント、期間限定サービスなど最適な情報発信ができます。

多方面で活躍する万能機能「リッチメニュー」

ユーザーがどれだけ興味を持ち、アクションを起こしているか?など、リッチメニューからのクリック数を可視化することができます。

ただの装飾ではなく、ユーザー体験を最適化する「戦略的な導線」であることを意識すると、クリック数という指標もより意味あるデータとして活かすことができる、マーケティングの成果にも直結する重要な機能です。

リッチメニューを活かす運用術

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ユーザーの“視線の導線”を押さえる運用術

ターゲット層に応じ、「カラー」「フォント」「アイコン」を自社ブランドイメージに合わせてデザインを設計することによって、ユーザーがページを訪れた瞬間に企業の印象を認識しやすくなり、滞在時間の増加や訪問率があがります。
また、期間限定メニューや季節のキャンペーン告知など、常に最新の情報をリッチメニューに反映させることで、販促の最大化・ユーザーの満足度向上にもつなげることができます。

さらに、クーポン配布やECサイトのURLをリッチメニューに設定すれば、高い確率でユーザーに認識されます。
結果として、サイトへのアクセス促進や販売活動の強化につながるのです。

  • 最大6つのメニュー枠を配置可能
  • 画像やテキストの組み合わせによるカスタマイズが可能
  • 各メニューにリンクや特典など設定が可能
  • 時間帯やユーザー属性に応じたメニュー切り替えにも対応

クリック数や誘導率の分析について

はじめは、6つすべて設計する必要はないです。
まずは3〜4の主要領域に絞ったシンプルな構成で、”複雑にしすぎない”を意識して設計します。
クリック数や誘導率の分析結果を元にリッチメニューの再設計、段階的に最適化させていきましょう!

リッチメニューの”表示指定期間内”に、20人以上のユーザーがリッチメニューをクリックした場合、初めて分析データが表示されます。

分析データをうまく活用することで、LINE運用負荷も軽減することができ継続的な情報更新が容易になります。

各機能のご紹介・活用方法

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リッチメニュー『リンク』

目的別にリンクを分けることができ、外部サイトや予約ページへの誘導に適している機能です。

設定されやすいリンク

  • ECサイト
  • 予約ページ
  • 自社サイト

リッチメニュー『クーポン』

割引や特典の配信が可能で、配信対象者やタイミングを細かく設定できる機能です。
自社ブランドに沿ったリッチメニューが設計できるので、競合他社・店舗との差別化にもつながります。

クーポン配信でできること

  • クーポン一覧へのワンタップ誘導
  • 配信中クーポンの自動反映
  • カテゴリ別表示(複数クーポン対応)
  • 利用回数/期間の設定
  • 利用状況のレポート
  • クーポン獲得で友だち限定感を演出

リッチメニュー『テキスト』

指定したメッセージをユーザーに自動送信できる便利な機能です。
FAQへの即時回答や営業時間などを簡潔に伝えることができ、応答の手間を減らせます。

設定されやすいテキスト内容

  • よくある質問の即時回答
  • クーポンやキャンペーン情報の配信
  • 予約・問い合わせの案内
  • サービス紹介やメニュー案内

リッチメニュー『ショップカード』

紙のカード発行が不要で、LINE上で簡単に管理ができます。
来店回数に応じて特典を提供できるデジタル会員証の運用が可能な機能です。
また、ポイントが貯まると自動的に2枚目に切り替わるランクアップカードの作成ができるので、少し豪華なデザインにするなど、1枚目のデザインと差別化させることもできます。

ショップカード運用でできること

  • 付与するスタンプ(ポイント)数の設定
  • 特典内容、有効期限、利用条件などの設定
  • 背景・スタンプアイコンなど、デザインのカスタマイズ
  • スタンプ獲得時や特典達成時のLINE通知
  • 有効期限が近づいた際のリマインド通知

ショップカードの運用

STEP
初回特典時のスタンプ付与

ユーザーがショップカードを追加した時点で、即座にスタンプをプレゼント

STEP
来店ごとにスタンプ付与

来店時にQRコード読み取りなどでスタンプ付与

STEP
スタンプ貯まると割引クーポン発行

スタンプが5つすべて貯まったら、自動で割引クーポンを配布
ユーザーの誕生日に合わせて、特別なクーポンの配信ができます。

このように細かく設定することで、運営側の目的(再来店促進、顧客育成など)に合わせた運用ができます。

リッチメニューの運用例と成果

rich menu Business

LINEリッチメニューの活用事例と、実際に得られた成果をご紹介していきます。
自社に合った活用方法を見つけたい方は、こちらを参考にしてみてください。

業種活用方法成果
飲食店・初回来店割引の配信
・予約ページへの誘導
・来店回数の管理
・営業時間や混雑状況の案内
限定クーポンの配信で平日昼の集客にも成功。
メニューやキャンペーン情報へのアクセスが簡単になり利用率が向上。
美容室
サロン
・メニューの表示
・予約フォームへの誘導
・季節限定キャンペーンの配信
・来店履歴を可視化
スタイリスト指名やメニュー選択も簡単になり、予約数が大幅に増加。
空き状況の確認がスムーズになり、顧客満足度が向上。
小売
アパレル
・新作情報やセール案内の配信
・ECサイトへの誘導
・ポイントカードの運用
来店前の購買行動を後押しすることができた。
ショップカード機能で継続利用の顧客が増え、店舗・ECの売上が右肩上がりに。
教室
スクール
・体験申込や資料請求の促進
・開催日程や講師紹介を案内
・初回参加特典を提供
リッチメニューを導入したことで、体験申込や資料請求の導線が明確になり申込数が増加、問い合わせ対応の手間も軽減。
初回参加特典のクーポン表示により、来校率が向上。

まとめ

 rich menu Summary

今回はリッチメニューの活用・運用のコツについてご紹介しました。
リッチメニューは、ただ機能を並べるのではなく目的に応じた導線設計と視認性の高いデザインが鍵となります。
運用後のデータ分析を通じて改善を重ねることで、成果につながるメニューを再設計行くのがコツです。

ユーザーが迷わず行動できる構造と、自社ブランドの魅力が伝わるデザインを意識して運用していきましょう。

最後に

株式会社AIBOTでは、LINE公式アカウントを拡張したLIBOTを提供しております。

友だち集客に特化した『LIBOT』の導入で、リッチメニューの設計から運用まで一貫してプロが対応いたします。
「時間がない」「設計に自信がない」「プロに任せたい」など、悩んでいる方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
ご興味のある方は是非お気軽にお問合せ下さい。

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