【配信のコツ】配信先を絞り込むセグメント配信について解説

この記事では、LIBOT の機能である「セグメント配信」についての解説記事です。全体にメッセージを配信するのではなく、送信する人数を限定してメッセージを配信することは、公式LINEのアカウント運用において非常にメリットがあります。

目次

セグメント配信とは

セグメント配信の概要

LIBOTの「セグメント配信」とは、友だちユーザーを属性ごとに分類し、指定した属性の集団へにメッセージを配信することが可能な機能です。

ユーザーを「地方在住」「20代男性」「職業」などの集団に仕分けて、それらの属性を持つ人々だけに指定されたメッセージを配信することも可能となっています。

LINE公式アカウントの絞り込み配信との違い

LINE公式アカウントにも、「絞り込み配信」というセグメント配信に類似した機能があります。

この機能はもともと用意されている属性

  • 友だち期間
  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア
  • オーディエンスの設定

6つの中からメッセージを配信する属性の選択・組み合わせをし、メッセージを配信をする機能です。

非常に便利な機能となっていますが、属性を自由に設定できない点と、属性で絞り込んだ後の友だちが100人以上いないとメッセージ配信が不可能な点で、柔軟な配信が難しいのが課題です。

その欠点を克服するためにLIBOTは、後述する「グループ」という機能を用いて配信先を自由に設定が可能となっています。また、配信先の人数が100人より少なくても対象を絞って配信することも「セグメント配信」では可能です。

セグメント配信の効果

ターゲットにピンポイントで配信できる

いくら配信内容が素晴らしいものでも、配信先がその商品に興味がないユーザーや、割引対象ではないユーザーであれば、効果は感じられないでしょう。

「セグメント配信」を活用することで、適切な内容を適切な受け取り手に向けて配信することが可能となります。

ブロック率の低下につながる

LINE公式アカウントを運用する上で、気をつけなければいけないことは、友だちにブロックをされることです。LINE公式アカウントのブロック率の平均は20~30%と言われています。

ブロックの原因で多いのが、興味のない情報と、自分に関係ない情報です。これらが多く送信されると、ブロック率が高まります。

「セグメント配信」で対象を絞って配信することて、ターゲットだけに伝えたい情報を届けることが可能になります。

メッセージ数を節約することが可能になる

公式LINEアカウントは、メッセージの配信数で料金プランが分かれます。

フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額固定 無料 5,000円 15,000円
無料メッセージ通数 1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ料金 不可 5円 ~3円詳細はこちら

                                                 https://www.linebiz.com/jp/entry/より引用

「セグメント配信」でターゲットを絞ってメッセージ配信をすることは、メッセージ数を節約することにつながります。

グループによる絞り込み

LIBOTでは、「20代男性」や「商品購入者」、「予算」など自分で自由に友だちを分類することが可能です。グループを作成することで、届けたいユーザーだけに伝えたい情報を効率的に配信をすることができます。

主に、グループはアンケートなどで得た情報や「タグ」をもとに、グループを作成します。

以下からグループの作成の仕方を解説していきます。

LIBOTのサイドバーの「グループ管理」をタップする

下記画像の左側にある「グループ管理」をタップし、グループ作成の画面に遷移します。

グループ作成画面の説明

①タイトル

グループの名称です。「セグメント配信」をする際、グループを選択するの指標となります。20代男性のグループならば「20代男性」などわかりやすいタイトルを設定する点がポイントです。

②リッチメニュー

グループごとにリッチメニューを設定することが可能です。

美容院を例とすると、女性のグループになら女性専用のリッチメニュー、男性のグループには男性専用のリッチメニューなどグループごとにリッチメニュにするなどの工夫が可能です。

③タグ

アンケート機能でユーザーから情報収集をした際に、任意の情報をユーザーにタグ付けして保存することが可能です。グループを分ける際に、友だち一人一人を選択するのではなく、タグを選択することで、タグに紐づけられたユーザー全てをグループに選択することも可能となります。

④友だち選択

自由に友だちを選択してグループ分けすることが可能な機能です。非常に自由度が高く、公式LINEの絞り込み機能では設定のできなかったグループを作成することが可能です。

以上の設定をし、作成するボタンを押すことでグループの作成は完了です。

次はセグメント配信の方法について解説していきます。

セグメント配信をする

セグメント配信は、メッセージ配信画面で行うことが可能な機能です。通常のメッセージ配信と方法はほとんど変わりがありません。

メッセージ配信の画面に移動する

①LIBOT管理画面サイドバーの「メッセージ配信」(下部画像の左側)をクリックし、②その後、「+メッセージを作成する」というボタン(下部画像の右下)を押すことで、メッセージの設定画面へ遷移します。

メッセージ配信作成画面でグループ選択を設定する

配信先をグループ選択とし、配信するグループを選択、メッセージを作成して配信をすることで、セグメント配信は終了です。

セグメント配信の活用法

年齢・地域ごとに活用する

地方限定のキャンペーンを行なっているアカウントや、配信内容が〇〇代をターゲットにした配信は、年齢・地域ごとに「セグメント配信」をすることで、効率化が期待できます。また、メッセージ数の節約にもなります・

会員ランクごとにグループ化し、メッセージを送る

無料登録会員や、プレミア会員などをグループ化することで、スタンプカードや、クーポンなどを手間をかけず設定することが可能になります。また、配信だけではなく、データの管理やリッチメニューの設定も1つのアカウントで可能になります。

よくある質問

セグメント配信とは何ですか?

セグメント配信は、LINE公式アカウントの友だちを属性や行動履歴などで分類し、特定のグループに対してメッセージを配信する手法です。これにより、よりパーソナライズされた情報をユーザーに届けることができます。

セグメント配信の主な活用方法は何ですか?

セグメント配信の主な活用方法には以下があります:

イベントやキャンペーンのターゲット配信:特定のイベントやキャンペーンに興味を示したユーザーに対して、関連情報を配信します。

ユーザーの属性に基づく配信:年齢、性別、地域などの属性情報を元にメッセージを配信します。

行動履歴に基づく配信:過去の購入履歴やサイト訪問履歴などを元にメッセージを配信します。

セグメント配信を行うための条件はありますか?

セグメント配信を行うためには、以下の条件が必要です:

  • LINE公式アカウントの開設:まず、LINE公式アカウントを開設する必要があります。
  • ユーザー情報の収集:ユーザーの属性や行動履歴などの情報を収集し、セグメントを作成します。
  • 適切な配信ツールの利用:セグメント配信をサポートする配信ツールを利用することで、効率的な配信が可能となります。
セグメント配信の効果を上げるためのポイントは何ですか?

セグメント配信の効果を上げるためには、以下のポイントが重要です:

  • セグメントの精度を高める:ユーザーの属性や行動履歴を正確に把握し、適切なセグメントを作成します。
  • パーソナライズされたメッセージの作成:ユーザーの関心やニーズに合わせたメッセージを作成します。
  • 配信タイミングの最適化:ユーザーが最も反応しやすいタイミングでメッセージを配信します。
セグメント配信の効果を測定する方法はありますか?

セグメント配信の効果を測定するためには、以下の指標が有効です:

  • 開封率:配信したメッセージがどれだけ開封されたかを測定します。
  • クリック率:メッセージ内のリンクがどれだけクリックされたかを測定します。
  • コンバージョン率:メッセージを通じて、目的とするアクション(購入、登録など)がどれだけ達成されたかを測定します。

これらの指標を基に、セグメント配信の効果を評価し、改善点を見つけ出すことができます。

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