LINEのバックアップを取っていない状態で機種変をした場合、通常、過去のトーク履歴は全て閲覧ができなくなってしまいます。しかし、過去のトーク履歴が仕事やコミュニケーションに必要不可欠なこともあるでしょう。
実は、バックアップを取らないまま機種変更をしても、過去のトーク履歴を復元できる方法が存在することをご存知でしょうか。
この記事ではLINEのバックアップを取っていない場合のデータの復元方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
外部のソフトを使ってデータを復元する方法
Chatsback for LINE(有料)を利用
chats back for LINEというソフトを利用し、Android・iPhoneで失われたトーク履歴を復元することができます。
出典 【公式】iMyFone iTransor for LINE – 最高のLINEバックアップ・転送・復元ツール
Windows、Mac両方に対応しています。月額料金は3980円となっており、無料体験版で機能を試すことも可能です。しかし無料体験版の機能では、データのスキャン(復元可能なデータを確認する)までは実行できても、データを復元することが出来ません。データを復元したい場合は有料になります。
【公式】iMyFone iTransor for LINE – 最高のLINEバックアップ・転送・復元ツール
iMyFone D-Back(有料)を利用
iMyFone D-Backも、データ復元の為のソフトで、Chatsback for LINEと同じ会社が発表しています。こちらはAndroid未対応で、iPhoneユーザー専用となっており、写真やメモ、連絡先など18種類以上データを復元することが可能です。
Chatsback for LINEよりも機能の幅が広くなっているので、iPhoneユーザーはこちらをダウンロードした方がコストパフォーマンスがよいと言えるでしょう。
【公式】iPhoneデータ復元 – iMyFone D-Back | 消えたiOSデータを復旧
上記の2つのソフトは、無料版でも、基本的には復元可能なデータのプレビューが可能となっています。ですので、LINEのトークルームに履歴が完全に復元できなくても、内容だけ確認したい人におすすめできます。
「このソフトを使えば確実に復元が出来るのか?」という疑問に関しては、公式が回答しており、
D-Back(iPhoneデータ復元)はiOSデバイスで削除または失われたデータを集約するツールですが、iOSデバイスの電源を切るまたはiOSデバイスで新しいデータを輸入した場合は、削除または失われたデータの上書きを引き起こしやすいです。また、データが上書きされると、何のデータ復旧ツールとしてもiOSデバイスからデータを復旧できなくなります。 【公式】iMyFone AnyTo – よくある質問 より
つまり、確実に復元できるわけではないので注意が必要です。
データ復元を取り扱っている業者に依頼
パソコンの操作が苦手な方、確実に復元したい方は、業者に任せるのがおすすめです。
業者に頼んだ場合、プロが復元を行うので、自分でやるよりも確実性がありますが、コストパフォーマンスは良いとは言えません。安いところでも、3〜8万程費用がかかります。
Line等のトーク復元サポート窓口 – JustAnswer公式サイト
ですので、どうしてもLINEのトーク履歴を復元したい方向けのサービスだと言えるでしょう。
復元したいトーク履歴を、テキストファイル化して送信を依頼
面倒くさいことはしたくないけれど、今までのトーク内容は確認したい!という方は、トーク履歴をテキストファイル化して相手に送ってもらうやり方がおすすめです。
LINEのアプリ内で作業が完結するので、今回紹介した中では一番手軽なやり方になっています。
しかし、相手もトーク履歴を直近に削除している場合、この方法は使えませんので、注意が必要です。
トーク履歴をテキストファイル化する作業は非常に簡単です。
①トークルーム内右上の三本線のアイコンから、その他 の欄をタップ
②表示されている項目の中から、「トーク履歴を送信」の欄を選択
以上の作業を相手に依頼することで、過去のトーク履歴の確認が可能になります。
まとめ
機種変などでLINEのトーク履歴が消えてしまった場合、データの復元には、
- PCにソフトをダウンロードして復元
- 業者に頼む
- トーク相手にテキスト化したファイルの送信を依頼
このいずれかの方法によって過去のトーク履歴を確認可能です。トーク履歴が仕事やコミュニケーションに大切な役割を果たしたり、何かの証拠になったりすることも少なくありません。
もし機種変によってトーク履歴が消えてしまっても、諦めずに以上の方法を試してみてください。