【2024年版】LINE公式アカウントの全てを徹底解説!基礎知識編

みなさんは「LINE公式アカウント」をご存知でしょうか?

LINE公式アカウントとは、「LINE」上に企業や店舗などがアカウントを作成し、そこから自身の情報を発信することのできるビジネス用のアカウントのことを言います。

このアカウントがあることによって、企業はユーザーとのコミュニケーションをとることが可能になり、
またユーザーは、企業の様々な情報をライン上で見ることが可能になります。

この記事では、LINE公式アカウントの基礎知識編として、

・LINEとは
・LINE公式アカウントとは何か
・LINE公式アカウントの料金プラン
・LINE公式アカウントの機能

の4つについて詳しくみていきたいと思います。

この記事を見れば、基礎知識を完璧にマスターすることができます!
それでは早速みていきましょう!

目次

LINEとは

まず初めに、そもそもLINEとは何かについてお話ししていきたいと思います。

ユーザー同士であれば国内・海外、通信キャリアを問わず、無料で音声・ビデオ通話・チャットが利用できるLINEは、2011年6月にサービスを開始して以来、世界230以上の国と地域で利用されています。

現在、日本では人口の約7割の方が利用しており、国内では日常生活におけるライフプラットフォームと呼べるほど普及しています。

下記の表から見てもわかる通り、主要SNSの中でも群を抜いて、ユーザー数が多いことがわかるかと思います。

LINE公式アカウントとは何か

LINE公式アカウントとは、「LINE」上に企業や店舗などがアカウントを作成し、そこから自身の情報を発信することのできるビジネス用のアカウントのことを言います。

LINEの利用者は、今や9600万人以上になっており、もうすぐ1億人の大台に乗るところまで来ています。
そんな数多くのユーザーをカバーできるので、企業にとっては運用の面においてとても重要な手段のうちの1つと言えます。

LINE公式アカウントの特徴としては、企業側からメッセージを送れる、クーポンなどを発行・配信、ユーザーと個別でチャットができるなどがあります。

LINE公式アカウントを利用するメリット

LINE公式アカウントを利用するメリットは数多くあります。
下は、そのうちの一例です。

・メッセージの開封率がどのアプリよりも良い
・ユーザー数が多いため、多くの人に情報を届けることが可能になる
・LINE独自の搭載されている機能を自社のアカウントに活用することができる
・ほとんどの人が1日に1回は見るため、目に留まりやすい

以上のことがメリットとして挙げられます。

LINE公式アカウントの種類

LINE公式アカウントには、3つの種類が存在します。

・プレミアムアカウント
・認証アカウント
・未認証アカウント

3つの種類がアカウントにはありますが、みなさんすべて最初のスタートは未認証アカウントからになります。

未認証アカウントから認証アカウントになるためには、LINE社が独自に出している審査を通る必要があります。
また、認証アカウントからプレミアムアカウントになるためには、さらに認証アカウントの中から特に優良なアカウントが特別な審査を経て慣れるような仕様になっています。

なので、順番としては

未認証アカウント

認証アカウント

プレミアムアカウント

という順番になります。

認証アカウントのメリットとしては、以下の7つがあります。

  1. 青色バッジが付与されID以外でも検索に表示される
  2. 請求書決済が利用できる
  3. 「友だち追加広告」が使える
  4. 「メンバーシップ」機能が使える
  5. 「リサーチ」機能で自由回答が使える
  6. 関連するサービスにクーポンを表示できる
  7. LINEのキャラクター入りのポスターや有料のノベルティを購入できる

なので、未認証アカウントであった場合には、認証アカウントにランクアップするのが良いでしょう。

LINE公式アカウントの料金プラン

次にLINE公式アカウントの料金プランについてお話ししていきます。

料金プラン

まず、上記の表がLINE公式アカウントの料金プランの一覧になります。

ここでの無料メッセージ数とは、プランごとに設定されたメッセージの通数のことを指します。
また、追加メッセージ料金は、無料メッセージの通数を超えた配信のことを指します。

こちらのプランは途中からでも変更可能なのがポイントです。
なので、まずはコミュニケーションプランからはじめてみて、状況に応じてプランを変える、といった運用方法が一番良いかと思います。

ベーシックID・プレミアムID

コミュニケーションプランとスタンダードプランの大きな違いとしては、IDが自由に設定できるかどうかといったポイントです。

プレミアムIDを活用する場合、自分で自由にアカウントのIDを設定できるので、自社の名前やプロデュース商品名など関連性のあるものをIDに設定すれば、検索の際にヒットしやすくなりますし、自社に関心のあるユーザーから友だち追加してもらえる確率も格段に高まります。

LINE公式アカウントの機能

次にLINE公式アカウントの機能について詳しくみていきたいと思います。

機能は下記の14個があります。

・メッセージ配信
・あいさつメッセージ
・チャット
・応答メッセージ

・ステップ配信
・リッチメニュー
・リッチメッセージ
・リッチビデオメッセージ

・カードタイプメッセージ
・ショップカード
・クーポン

・リサーチ
・トラッキング
・メンバーシップ

では1つずつ詳しく説明していきます。

メッセージ配信

LINEキャンパス

メッセージ配信機能は、LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーのLINEアカウントに、直接メッセージを送ることができる機能です。

テキストのほかにも画像や音声、動画やスタンプなど利用することが可能です。

配信できる内容については、A/Bテストメッセージなどのほかにも、年齢層・性別・地域を指定したセグメント配信も可能になっているため、配信効果の最大化を図ることができます。

メッセージ配信機能の特徴としては、「様々なメッセージ形式で配信することができる」「メッセージの開封率・即時性が高い」などがある。

あいさつメッセージ

あいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した際に、メッセージを送ることができる機能です。

こちらの機能では、アカウントの紹介や、キーワード応答へ誘導し、クーポンを配布するなどといった、メッセージを直接送ることなくユーザーにアカウントの概要やメリットを伝えることが可能となっています。

あいさつメッセージ機能の特徴としては、「クーポンコードやお得情報なども盛り込むことができる」「テンプレートを活用することによって簡単に配信することができる」などがあります。

チャット

LINEキャンパス

チャットとは、ユーザーからの商品やサービスに対する問い合わせ対応などをチャット形式でやりとりができる機能です。

画像の送信や複数のユーザーとグループチャット対応も、チャット機能でできるようになっています。
※ご利用状況次第(チャットに限りません)では、LINEチャットの利用を制限する場合があります。

チャット機能の特徴としては、「時間や場所を問わず、気軽に問い合わせや対応をすることができる」「履歴から予約や問い合わせ内容の確認ができる」などがあります。

応答メッセージ

LINEキャンパス

応答メッセージとは、ユーザーからメッセージを受信したときに、事前に設定しておいたメッセージを自動で返信することができる機能です。

応答メッセージには、キーワード応答一律応答という2つの応答タイプがあります。
用途に合わせて設定・活用しましょう。

応答メッセージの特徴としては、「応答メッセージを自動化することで、業務の効率化を図れる」などがある。

ステップ配信

LINEキャンパス

ステップ配信とは、友だち追加したユーザーに対して、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信することができる機能です。

友だち追加した経路に応じて、追加してからの日数やユーザーの属性情報にあわせて様々なメッセージ配信を設定しておくことが可能となっています。
※配信されたメッセージは課金対象のメッセージとしてカウントされます

ステップ配信機能の特徴としては、「自動化によって運用の負荷を軽減することができる」「リピータの獲得に大きく貢献できる」などがある。

リッチメニュー

Screenshot

リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能です。

画面を大きく占有するためユーザーの注意を引きやすく、クリエイティブと共にリンクを設定することで、LINE公式アカウントの各機能のほか、外部サイトや予約ページなどにユーザーを誘導することができます。
※パソコン版LINE/Chrome版LINEでは表示されません

リッチメニュー機能の特徴としては、「様々なコンテンツを設置することができる」「クリック率が高いため、誘導効果が大きい」などがある。

リッチメッセージ

LINEキャンパス

リッチメッセージとは、画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめ、簡潔で分かりやすい訴求を実現できる機能です。

テキストだけでは伝わりにくい商品やキャンペーン情報などを画像つきメッセージで伝えることで、視覚的に訴求することが可能になります。

リッチメッセージ機能の特徴としては、「メッセージからの誘導率が高い」「リンク先を自由に設定することができる」などといったものがあります。

リッチビデオメッセージ

LINEキャンパス

リッチビデオメッセージとは、自動再生される動画をメッセージとして配信することができる機能です。

縦型/横型/正方形など、さまざまな動画形態に対応しており、縦型動画ならトーク画面を専有するリッチな動画表現が可能となっています。

リッチビデオメッセージ機能の特徴としては、「動画の見せる大きさ等を変更できる」「動画視聴後に任意のアクションに誘導できる」などといったものがある。

カードタイプメッセージ

LINEキャンパス

カードタイプメッセージとは、カルーセル形式で複数のコンテンツを1つにまとめて、ユーザーに送信できる機能です。

リンクをタップまたはクリックできる範囲が広く、さまざまな情報を整理して送信できるため、通常のメッセージよりも高い効果が期待できます。

「カードタイプメッセージ」には4つの種類があります。

プロダクトタイプ
プロダクトタイプは、商品やメニューの紹介に優れたカードタイプです。
カードタイプの中では一番スタンダードなタイプで、用途に合わせて柔軟に活用できます。

ロケーションタイプ
ロケーションタイプは、「場所」の紹介に優れたカードタイプです。
住所に位置情報を設定できるため、お店などの建物の場所を明確に伝えたい時に便利です。

パーソンタイプ
パーソンタイプは、「人物」の紹介に優れたカードタイプです。

イメージタイプ
イメージタイプは、画像の紹介に優れたカードタイプです。
カードタイプメッセージ特有のカルーセル表示を生かして、複数の画像を一覧で見せることができます。

カードタイプメッセージ機能の特徴としては、「様々なタイプがあるため、それぞれに合った形で作成をすることができる」「クリック率が高い」などがあります。

ショップカード

LINEキャンパス

ショップカードとは、商品購入やサービス利用・来店などのインセンティブとして、デジタルのポイントをLINE上で発行・管理できる機能です。

ポイントの段階に応じてインセンティブを設定することも可能となっています。
ユーザーにポイントを付与するためのQRコードは管理画面から取得することが出来ます。

【サポート対象外となる環境】
iOS 10以下、Android 4以下、LINEバージョン10.6未満
※上記の環境でご利用の場合、エラー表示となりショップカードが正常に表示されません

ショップカード機能の特徴としては、「友達数の増加を促すことができる」「利用データを細かく分析することができる」などがあります。

クーポン

LINEキャンパス

クーポンとは、LINE上で使用できるクーポンを作成できる機能です。

作成したクーポンはメッセージ・LINE VOOM・応答メッセージなどで配信・投稿が可能となっていて、来店促進などといったことにも利用することも可能です。

クーポン機能の特徴としては、「友達追加を促すことができる」「細かな分析をすることが可能」などがあります。

リサーチ

LINEキャンパス

リサーチとは、投票形式やアンケート形式でユーザーの意見を集めることができる機能です。

具体的には、作成したリサーチをメッセージ配信やLINE VOOMなどから友だちに向けて配信し、回答を集計することができます。集めた意見をもとにユーザーのニーズに合った情報を届けたり、サービス満足度や認知度調査などマーケティングに役立つデータを集めることも可能です。
※リサーチはPC版管理画面からのみ作成可能です。

リサーチ機能の特徴としては、「ユーザーの興味関心・意見等を直接聞くことができる」「配信先を細かく設定することができる」などがあります。

トラッキング

LINEキャンパス

トラッキングとは、ユーザーの購買行動などを追跡してデータを収集する機能です。

LINE公式アカウントでは「LINE Tag」という計測タグをWebサイトなどに埋め込むことで、ユーザーがサイト上で行った様々な行動(「購入」や「会員登録」)などを計測し、配信したメッセージの成果(コンバージョン)を確認することが可能になっています。
※LINE Tagの発行はPC管理画面からのみ可能です

「LINE Tag」には3つの種類があります。

ベースコード
ユーザー行動を計測したいすべてのページに設置が必要なコードです。
このコードが設置されていないと、「LINE Tag」が機能しません。

コンバージョンコード
コンバージョンを計測するページに設置するコードです。
基本的には、商品購入や資料請求などが完了したあとのサンクスページなどにベースコードとセットで設置します。

カスタムイベントコード
特定のページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定やオーディエンスの作成ができるコードです。
これもコンバージョンコード同様、ベースコードとセットで設置します。

リサーチ機能の特徴としては、「あらかじめ、ページ等に設置しておけば、情報を計測することができる」「その情報を運用の参考に使える」などがあります。

メンバーシップ

LINEキャンパス

メンバーシップ機能とは、誰でも簡単に、自身の活動内容や、発信内容に合わせたサブスクリプションサービスを、「LINE公式アカウント」上で作成することができる機能です。

メンバーシップに加入したメンバー限定で、クーポンの配布や特別メニュー、リッチメニューの提供、オンラインレッスンの配信やオンラインサロンの運営などの限定的なものの設置、などといった幅広いサービスや特典を提供することができます。

メンバーシップ機能の特徴としては、「メンバーに限定して、メッセージを送る・電話をするなどといったことができる」「メンバーに絞って配信をすることができる」「収益を得ることができる」などがあります。

まとめ

今回は【2024年版】LINE公式アカウントの全てを徹底解説!基礎知識編と題して、LINE公式アカウントの基礎知識をご紹介してきました。

今回のまとめとしては、

LINE公式アカウントの種類は
・プレミアムアカウント
・認証アカウント
・未認証アカウント

の3つがある。

LINE公式アカウントのプランは、
・コミュニケーションプラン
・ライトプラン
・スタンダードプラン

の3つがある。

LINE公式アカウントの機能は、
・メッセージ配信
・あいさつメッセージ
・チャット
・応答メッセージ
・ステップ配信
・リッチメニュー
・リッチメッセージ
・リッチビデオメッセージ

・カードタイプメッセージ
・ショップカード
・クーポン
・リサーチ
・トラッキング
・メンバーシップ

の14個がある。

がまとめとなっております。

今回も最後まで閲覧いただきありがとうございました。
ぜひ他の記事もご覧になってみてください。

最後に

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